獅子頭の制作

井波彫刻で作る獅子頭の特徴は、他の地方と違い一木作りです。
桐が主流ですが、その地方の現在使っている獅子頭にあわせて、楠、イチョウ、栃でも彫ります。
床飾獅子については、欅、桐、檜、神代欅でもお受けします。

まず丸太より芯の位置を測り製材した角材の側面におおまかな獅子の下絵を描きます。

ある程度内部をほりぬき下絵に沿って前面を切り抜きます。


側面を彫り始め、次に正面の下顎、鼻、目、巻き毛を彫ります。

これで荒彫りが終了です

次に引き回し鋸を使用して下顎と上顎に切り分けます。
上顎の内部をきれいにして、下顎の部分に舌を彫ります。

耳、角を製作します。

およそ1ヶ月ほどかけて200本以上のノミを駆使する高度な技術で仕上げられます。
写真は、木地仕上げ完成

祭礼用の獅子頭の場合は、仕上げをした獅子頭の木地に布を貼って補強します。この上に繰り返し漆をぬります。
表面は漆黒、朱、口の中は鮮やかな朱で塗られます塗り終わると金箔が施され、白毛、黒毛などを取り付けて完成します。
完成までに最低4ヶ月必要です。

床飾用の獅子頭は、木地を生かした白木作りの他、朱塗り、黒塗り、金箔など、仕上げ方法も色々あります。