日本の獅子舞いには2つの流れがあります。
富山県の獅子舞は、飛鳥時代に大陸から、朝鮮半島を経て、伝えられた伎楽の流れをくむ、唐獅子に幌を着けた二人立ちの獅子です。
しかし、富山県東部地方と富山県西部地方の現存する獅子舞には決定的な違いがあります。
県東部地方では、獅子の胴幕(幌)の中に一人、地域によっては二人の人が入ります。
県西部地方は、獅子の胴幕(幌)の中に少なくて5人、多いところでは10人ほどの人が入ります。
獅子舞の分類としては、東部では、おおまかに分けて2種(下新川、金蔵)、西部では、3種(氷見、砺波、射水)に分けられます。
下新川獅子は、下新川郡一帯に分布し、県境の地域では天狗が一人ですが、大天狗と小天狗に分かれ8〜16人いるところもあります。
金蔵獅子は、奥飛騨から神通川沿いと大山町、立山町では雄雌2頭で舞い、婦負地方では1頭で舞います。いずれも前足、後ろ足の二人立ちの獅子舞です。
さて、西部地区の獅子舞は百足獅子です。
その獅子舞も、威勢のいい氷見では胴幕を掴み大きく張りテンポ良く舞います。獅子取り(天狗)は、烏帽子をつけ天狗の面を着けます。
地域としては、氷見市全域から高岡市にまたがります。
砺波獅子は砺波平野に広がり、胴幕に竹の輪を入れ、一人一本を持ち舞います。
獅子取りは白鉢巻きを結んで大きくたらすか、シャクマ(白、黒、または、まだらの長い髪)を着けて踊ります。
射水獅子は高岡市の一部を含み、新湊、射水郡地域に広がっています。
また、氷見大窪の大工が、幕末に南砺地方や、五箇山に出稼ぎに行き、伝えた獅子舞も氷見獅子に含まれます。
富山の獅子は明治時代北海道開拓に渡った多くの人たちにより北海道でも活躍しています。(前回紹介分参照)
近年獅子のル−ツを探して北海道から富山に来たという話しもよくききます。

このホ−ムペ−ジでは、全国の獅子舞を、前回の北海道特集のように地域別に紹介していきたいと思ってます。
ありがたいことに、私のところの獅子舞をとりあげて欲しいというメ−ルをたくさん戴きましたが、次回は、私の我が儘で、近年制作しました麒麟獅子の特集を組みたいと思っています。
また、このコ−ナ−はこれから先定期的に変更してゆくつもりです。
今迄戴きました皆様の獅子舞も今後、順次紹介してゆきます。
お気軽にメ−ルを下さい。

参考資料
       「富山県の獅子舞」 富山県教育委員会編集 富山県郷土史会発行

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